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Category: RAP ANALYSIS ~ ラップ分析
ジャパンカップレース傾向分析
2012/11/20 Tue.


レースラップとコース形態(高低差),映像をチェックしました。
基本的なレース展開は,1~2Fはポジション取り,早ければ3F目で落ち着く,7F目(坂を登るまで)までゆったりと進んで坂を下りながら徐々にポジションを上げていく動きが発生,8F目辺りから徐々にギアを上げて10F,11Fでギア全開,坂を登り切って底力戦というのが一連の流れ。
1F~2F ダッシュ,ポジショニング区間
3F~7F 折り合い区間
8F~12F スパート区間
これが標準的な考え方になります。
少し規格外な展開になったのは2009年と2011年
2009年は浅草キングスとリーチザクラウンの2頭が先手を主張したので,稀にみるハイラップ戦になりました。また2011年は,トーセンジョーダンが楽走するところをアンカツのウインバリアシオンが外から大捲りで奇襲を見せ,早い段階でレースが動き,ロングスパート戦になったレベルの高い一戦となりました。
厳しいレースになる場合,基本ロスなく脚を溜められる「道中内目のポジション」が取れる「内枠」有利となります。あと,外枠でも素直にポジショニングできた馬ですね。昨年ならトーセンジョーダンです。
また2007年は逆に凡戦です。前半はそれなりに速いですが,8F目でも「スパート」が発生していない。まだ折り合い区間であり,ラスト4Fのスパート戦になるという瞬発力戦に特化してしまい,内で良いポジションをとっていた馬有利の展開になりました。一番人気が差し馬・追いこみ馬だと,こういう流れも考えられると思わされたレースです。
軸にするなら自分で動けるタイプが「理想」ですよね。
≪ 過去のレース簡単解説 ≫
2007年JC
1番人気メイショウサムソン3着(1.8)二番人気ウオッカ4着(6.1)三番人気インティライミ10着(7.4)
チョウサンが先手を奪う(10番人気6着)。1番人気がウオォッカで相当スローペースで進む。普通なら動き出すべき8F目も12.6秒と超スロー,結局9F目から動き出してラスト3Fの瞬発力勝負に。インでぴったり足を溜めて瞬発力のあるアドマイヤムーンが完勝。メイショウサムソンは外から早めに動くも内外のロス差で体力使わされた分は痛かった。ポップロックもアドマイヤムーンと同じ位置にいたのが良かった。
2008年JC
一番人気ディープスカイ(3.4倍2着),二番人気ウォッカ(3.7倍3着)三番人気メイショウサムソン6.5倍6着
ネヴァブションが先手を奪って終始並走する形がコスモバルク,2Fが遅いので行く馬がいなくて楽に前に付けた内容,そのあとスローに落とすが標準どおり8F目からレースが動き出す。最後は激しい追い比べとなってスクリーンヒーロが抜け出してフィニッシュ。
2009年JC
一番人気ウォッカ3.6倍1着,二番人気2着オウケンブルースリ4.7倍2着,3番人気コンデュイット4.9倍4着
アサクサキングスが先手を奪ったように見えたが,コーナリングしながら強引にリーチザクラウンがハナを奪う。3角でリーチと3番手4番手のウォッカとの距離は4馬身差,後ろの馬もリーチのペースに合わせて動いている流れ,4角ではリーチのリードは一馬身のみ。ウォッカは楽に抜け出し,気持ちよく走れている。このくらいのペースのほうが走りやすい感じ。最後大外からオウケンブルースリーが差し込んできてほぼ同時入線,3着レッドディザイアはインをロスなく立ち回り,直線は前が開くタイミングを見計らって真ん中から馬群を割ってきた。
2010年,2011年は省略(笑)。しっかり記憶してあるので(笑)
≪ 天皇賞秋との違い ≫

ラップを見て一目瞭然ですよね。
基本12秒以上で流れる区間が少ないです。今年のラップに関してはシルポートのみの自爆ラップでしたので,2番手以降はペースは緩んでいるとは思います。
それなりのラップで流れて,最後までスピード能力と最後まで伸びきる底力戦が要求されるレース。直線を真っ直ぐ燃費良く走れる体型を持つ馬が有利です。良く推進力ある走りができているとか,飛びが大きくて東京コースで走らせたいとコメントする馬は,その手の馬です。
一方でジャパンカップで求められる項目は,
まず,
① スっとスタートして折り合えること
② 勝負所から動いて一気にギアを上げる瞬発力があること
③ 東京の直線コースを走り切るのに有利な体型であること
④ 勝ちきれる心の強さを持っていること
こんなところでしょうか。(どぉ?ラファエロさん?(笑))
フォトパドックを見る限り,フェノーメノは天皇賞秋を使って,更に馬自身が集中してきた,研ぎ澄まされてきた馬体を示しています。明らかにジャパンカップでピークを迎えようとしている馬体です。
天皇賞の競馬をこなして更に馬体が良くなってきている。これは明らかに「生涯最高の充実期」に入っているタイミングと読んでいます。あとは,このレースに適性があるかどうか,時間を見ながら調べていきたいと思います。
一方でルーラーシップは馬体が良くなったように見えない。そこがフェノーメノとルーラの差かなぁと個人的には考えております。
普通なら,一度叩いて良くなるはずなんですけどね。ルーラ。私も次走狙いと仕込んだ馬だけにしっかり注視していきたいと思います。
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